こどもたちの請願

『名古屋空襲慰霊の日を』

こんな熱い想いを掲げるのは東邦高等学校、生徒会のみなさん。生徒会は会長の道端さん以外は一年生で構成されているそうなので15、16歳のこどもたちと言うことになります。


実は4年前にも立ち上がったこの請願でしたが、制定されないまま月日が経ち、代替わりした生徒会の熱い想いを今回名古屋市議会総務環境委員に請願、陳情されました。東邦高校だけではなく愛知県内29校の思いも繋ぎ、堂々と自分たちの思いを意見する姿は本当にかっこいい。


今回傍聴希望がとても多く委員会室には入れませんでしたが外で中継を見て応援。


『戦争体験者のかたりべの方が希少になってしまった今がラストチャンスだと思う』という礒部くんは生徒会執行部を引退した今でも活動に関わりつづけ丁寧に説明してくれました。


自分たちの住む町の歴史や平和についてこんなに深く考えられる彼らの行動力は議会内でも共感を得、制定に向けての問題点を洗い出しながら実現への第一歩をようやく踏み出しました。


報道するメディアの方達も熱くなってました。


彼らはまだスタート地点に立ったばかりですが、自分たちの行動で何かを動かすということ、実現に向けて多くの人と関わり大きな波を起こしていくことを信じて頑張って欲しい。やり抜く力を身につけたこの先の彼らの未来が楽しみです。


豊川市の海軍工廠平和公園へもメンバーそれぞれが訪問してくれています。学校のカリキュラムではなく、自分たちの思いで社会へ真摯に向き合う姿こそ私たち大人が学ばなきゃいけません。


代田小学校で秋に開催する豊川海軍工廠劇も是非見にきて!と約束して名古屋市役所をあとにしました。こどもたちの思いが実現する日が来ますように。



加藤典子

愛知県豊川市議会議員。一般社団法人こどもがわらうとせかいがわらう代表理事。誰かを支えて頑張っている人を支えたい。 こどもがわらうとせかいがわらうイベントの詳細はこちらで。http://kodomogawarau.net