世界共通の思い
出発したのはまだ陽も高い灼熱の太陽の下だったのに、もうあたりは真っ暗闇・・・心細くなります。
生活できるのか?というほどの電気しか通っていないのに(一家に裸電球一つだけ、とか)喧騒と活気のある町や部落をいくつも通り過ぎて着いた、ばよんぼん町の小さなホテル。
離れた家族を思うとものすごく寂しくなったけどwifiは繋がらないし、持ってきた本を読む元気もなく、旅の疲れのおかげでいつのまにか眠ってました。
翌朝、待ちに待った子供達に会えるまで時間があるので市場で時間を過ごします…が!
昨日レストランでフィリピンの料理が馴染めないと嘆くメンバーに
『全然美味しいし!私ここで暮らせるかも〜』とご機嫌で言った自分を叱咤したい!お調子者の私!バカ!
この市場で買った食材でご飯作れる気がしないよ!
生きるってすごい事なんだと、改めて自分の甘さを思い知らされます。若い頃はバックパック的なことも全然余裕だったけど、歳とったな、私。
海外教育支援団体yes30の建設した教室の開所式。
可愛い子供達のダンスやマーチングバンド、先生の恥ずかしげなダンスの披露までしてもらい、町長さんはじめ、近隣の学校の校長先生、町の由緒ある方々から感謝のお言葉をたくさんいただきました。
しかし今豊かな国となり教育を受ける事は義務となりました。平等な教育が受けられるのはそれほど尊い事です。
世界中の子供達の教育が私たち日本人と平等になることはまだまだ先かもしれないけれど、その日は必ず来るとフィリピンの先生方の熱心な教育や母親たちを見て改めて思いました。
子供たちを思う気持ちは世界共通であり、その子供たちが持っている可能性も国や環境によって分断されてはいけません。
いつか子供達が"学べて良かった"と思える日が来るまで、出来ることは山ほどあります。
私もあまり情報を持ってなかったし、語彙力も弱くて上手く説明出来なかったけれど、日本のために祈っているからね、と伝えてくれ、相手を思いやる気持ちの豊かさが沁みました。
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