会派視察in九州
初の議員としての視察は九州。今回は最大会派とよかわ未来の議員さん達と総勢20名での大移動。3日間の視察報告です。
視察先は福岡県古賀市のフリーアドレス庁舎、鹿児島県鹿児島市のすこやか子育て交流館りぼんかん、福岡県宗像市の道の駅むなかた、です。どこもそれぞれの地域の特色や施設を活かした公共施設で運営はもとより、立ち上がった経緯の詳細などを説明していただけます。
"なんでちゃん"の私にはとてもありがたい視察。その地域の問題や特色は地元の人や運営されている人間にしかわからないからこそ、こんな恵まれた機会はありません。
自分のまちを愛している人たち、よりよくしようという思いはどこの地域も同じです。
その中で特色を活かすという事はアイデアで創造する企画力、立ち上げるための組織の行動力、そして持続できる運営が大切。
街の課題や問題を負の遺産から本来の地域の遺産に変える取り組み、努力を視察しました。
古賀市のフリーアドレス庁舎は職員が決まったデスクを持たない、新しい時代の働き方改革を行う施設。上下水道課の合併に伴い、九州産業大学の教授と学生が改装設計を行ったもの。
旧庁舎を見たときの"こんな職場環境では働きたくない"という学生達の声は痛い。笑
市役所として次に何をすればいいのか?自分は何のために働いているのか?役職やそれぞれの立場の中でフォーメーションを変え、職員が自己実現できるためのオフィス環境を整えるリノベーションでした。
福岡県歴代最年少という古賀市の田辺市長(38)の改革やプロモーション活動なども聞けましたよ。観光大使の博多大吉さんにはお会い出来ませんでしたが
鹿児島市のすこやか子育て交流館りぼんかんは行政職員の厚生施設を改装し、市民で活用する公共施設に生まれ変わらせたもの。なんと!浴場だったものをそのまま幼児プールや砂場として再利用されてます!
全天候型でしかも温水なのでチビちゃん達が楽しそうに遊んでました。そのほかにもお料理教室の出来る調理室は3歳児から利用出来る様、火を使わないIHで台の低いキッチンだったり、リズム教室を行う部屋には打楽器のジャンベ(アフリカの太鼓)やキーボードが常設されています。全身を使って思い切り遊べる遊具の部屋は年齢別に遊べるよう工夫されていました。母親だけでなく父親も参加しやすいイベント企画も毎日あります。
何よりも素晴らしいと思ったのが有資格者(幼稚園教諭や助産師など)の支援相談員が常時施設内を周り、母親達に積極的に声かけされている事。相談件数は年間2000件を超えます。自分から相談する事を躊躇する母親たちの心理をすくい上げ、子育ての現状を把握する事、また遊びの中から子供達の発育を見つめる支援員の皆さんの情熱が感じられました。子育ての孤立を防ぐことはとても大切です。
また一時保育も有料ではありますが、理由を問わず利用できます。休養を取りたい、自分の時間が欲しい、という母親のニーズに応えている事業の取り組みはとても意義があると感じました。公共施設でこれだけ手厚いサポートは有難いです。
3箇所目、宗像市の道の駅むなかたは29年度に世界遺産に登録された宗像大社、沖ノ島の観光客だけでなく地元の人に愛される取り組みをされて年商19億円!鮮魚のコーナーは平日だと言うのに地元の方でにぎわっていました。
GWには1000人以上が長蛇の列をなすほど!こちらも企画力が素晴らしく人を集める工夫は大変勉強になりました。
公共施設といっても運営次第で使い方は様々。そして持続する為に努力し続ける事の大変さを学びました。
3日間の視察で先輩の視点も学び、まだまだ自分は未熟だ…と打ちのめされることもありましたが必ず糧になるはず!そしてふた回り以上も歳上の先輩のタフさにも驚かされました。最年少で参加してて疲れたとか言えない!笑
報告書をまとめこの視察を豊川市で活かせるような取り組みを進めていきます。ちゃんと活かしてこその視察。勉強だけで終わらせないよう頑張ります!
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