虚構と現実の間に

友達の蜷川実花展講演会チケット当選したー!という投稿を見て思い出した。

今日、豊川市に来る!蜷川実花が来る!

そわそわ。私は当選も何も、応募さえしてないくせにそわそわ。


写真家のみならず映画監督として、また母親としても女性としても第一線で挑戦し続ける彼女を一目見たい!という淡い期待とともに豊川市桜ヶ丘ミュージアムへ。


極彩色の写真たちは造花の虚構とリアルな現実の花が入り乱れてめちゃ強い主張をしてくる。色ってすごいな!て感想しかだせない自分の語彙力には情けないけど。


一階の展示とは打って変わって桜の写真の部屋はモノクロームのように色が途絶える。このギャップ。なんだか切なく、悲しくなる桜の写真。(撮影禁止なので実際に見るべし!)


講演は残念ながらチケットがないと会場に入れないとのことだったので外で声だけでも、と思っていると本人登場!しかも会場にも立ち見で入れてもらえると!なんとありがたい!


応募もしてないくせにちゃっかり質問までして『蜷川実花と会話した』という既成事実を作りました。笑


あの、桜の写真についてのお話もされてました。半月ほどしか咲かない桜の季節に1万枚以上とって出せるのは2枚ほど、だそう。一流アーティストの世界観は私には一生わからないかもしれないけど、そんな私でも伝わることは少なからずあるんだから芸術には触れ続けていたいな、と思う。


そしてそんな機会がこの豊川市であったこともすごく嬉しかった。なんの権力がはたらいたら蜷川実花が豊川市にくるのか!と友人と盛り上がる始末。

今後も一流アーティストが来てくれたり、こどもたちも芸術に触れる機会がもっと増えるといいな。

加藤典子

愛知県豊川市議会議員。一般社団法人こどもがわらうとせかいがわらう代表理事。誰かを支えて頑張っている人を支えたい。 こどもがわらうとせかいがわらうイベントの詳細はこちらで。http://kodomogawarau.net