プリオ存続への道

先日東愛知新聞さんから電話取材がありました。プリオについての意見を、というもの。

以前にプリオにてイベント開催した時のお話や今後諏訪地区でどうやってにぎわいを創出していくかなどお話ししました。


プリオでの開催の時は公園での開催とは別の問題点がみえてきました。全天候型で駐車場も完備されている商業施設はイベントに適していますが、お客様の囲い込みがどうしてもできないのが現状です。


イベントが存続するためには関わる商業施設の売り上げや出店者の売り上げが課題となります。当然、事業者やお店は売り上げの見込めるところに出ますからね。集客には自信がありましたが商業施設ともなるとその課題は一層難しくなりました。


商売は三方よしでなければと良く言います。売り手よし、買い手よし、世間よし。古くから言い伝えられている近江商人の経営哲学のひとつですが、これは世界でも通用する哲学だと思います。


私もイベント開催するときにはこの課題は重要な項目にあげています。世間よしでも売り買いが満足に達成されない場合マーケットイベントとしての意味を失います。経済なくして地域の発展は望めません。


地域貢献といえば耳障りのいい言葉ですが本当に貢献できているのかは常に考えていかなければならないし、社会が求めるものも時代とともに変わっていきます。


プリオ存続のために何ができるのか、諦めてしまえばそこで試合終了です。どれだけの人が心から必要と思ってくれるのか、どんな課題でも受け取るだけではなく問題の当事者意識が必要になります。課題は解決への糸口になるはずですからね。

加藤典子

愛知県豊川市議会議員。一般社団法人こどもがわらうとせかいがわらう代表理事。誰かを支えて頑張っている人を支えたい。 こどもがわらうとせかいがわらうイベントの詳細はこちらで。http://kodomogawarau.net